数学は、「言葉」です。
数学は、「言葉」です。
機械、電気電子、組込み、IT、化学——
こうした分野は、私たちの身のまわりで起こるさまざまな現象を、技術として分かりやすく整理・体系化したものです。
たとえば、「どうしてこんな動きになるんだろう?」
「どんな仕組みで、これが動くんだろう?」
それを“伝える”“理解する”手段が、数学なんです。
世界中の人が共通認識を持てる言語、それが“数学”。
数字や記号で表現されていて、どの国の人でも、同じ意味で受け取り、理解することができます。
たとえば、ある人が「ゾウ」という言葉を知っていても、それだけでは実際にどんな動物なのかまでは分かりません。
逆に、写真や映像、実物を見て「ゾウ」を知ったとしても、
「ゾウ」という言葉を知らなければ、うまく表現することはできません。
対象や事象と言葉が一致して、初めて“理解”になります。
技術の世界では、その“言葉”が“数学”なのです。
世の中の現象を「表現」することができる、全世界共通の言葉が、数学なのです。
だから、数学は難しいものではありません、言葉なのですから。
